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1.3 インチ LCDディスプレイ HAT のセッティング(「1/12テーブル筐体」プラスチックモデルキット)

更新日:2021年10月3日

購入したのがいつか思い出せないほど、長い間放っておいておいてしまったこのHAT。

(調べてみたら、ブログでは2019年8月30日となっていました。)

最近WaveShareのアドオンボードやセンサーなどをなんとか接続できていることもあり、

今ならできるのでは?と思い、チャレンジしてみることにしました。



なお、いくつか使い方があるのですが、今回はデスクトップディスプレイとして使用することとします。


最初に、通常通りMicro SDにOSを書き込みます。

今回の教訓としては、失敗するとOSの書き込みからスタートになるので、

面倒でも書き込みが終えたらバックアップはとっておいた方がよいです。

(最初Raspberry Pi OS をFullでインストールしましたが、失敗してRecomendにしたという…

 まあ、これで具体的に何をするというわけではないので…。)



まず、英語版の下記のリンクを参考にしたものの動かず…。

英語wikiの下記の箇所に設定方法のリンクが貼られています。

なお、直リンクは下記になります。



次に、いろいろと検索したところ、株式会社ヘルメッツさんで設定方法を記載されていたので、それを参考にすることにしました。

もともと、「1/12テーブル筐体」プラキット用に買ったものだったので、見つけたときはヘルメッツさんが設定用のサイトを作っていたとは…という気分になりました。

なんで当時気づかなかったのだろう…。


1.3インチHATの設定方法がかかれたリンクは下記になります。


以下、リンクに記載されている設定方法です。


・SPIインターフェースをオンにする

 OSをmicro SD Card に書き込んだ後、SPIインターフェースをオンにするため、

 LxTerminalに下記のコードを記述し、設定を行います。

 sudo raspi-config

 ウィンドウが表示されたら、次のように設定します。

 Interfacing Options > P4 SPI > Yes


・ドライバーのビルド

 上記の設定が終わったら、再びLxTerminalを起動し、下記のコマンドを入力していきます。

1) sudo apt-get install cmake git

2) cd ~

3) git clone https://github.com/juj/fbcp-ili9341.git

4) cd fbcp-ili9341

5) mkdir build

6) cd build

7) cmake -DSPI_BUS_CLOCK_DIVISOR=6 -DWAVESHARE_ST7789VW_HAT=ON -DSTATISTICS=0 -DDISPLAY_BREAK_ASPECT_RATIO_WHEN_SCALING=ON ..


・設定ファイルの変更

 以下のコマンドを実行します。

 sudo nano /etc/rc.local

 nanoが起動したら、exit 0の前に "fbcp-ili9341 &" を追加し、Ctrl + Xで編集を終了します。


・config.txtファイルの修正

 以下のコマンドを実行します。

 sudo nano /boot/config.txt

 nanoが起動したら、下記の内容を追加し、Ctrl + Xで編集を終了します。

 framebuffer_width=320  framebuffer_height=240  hdmi_group=2  hdmi_force_hotplug=1


設定が終了後、下記のコマンドで再起動すると、1~2分後にHATに画面が表示されます。

sudo reboot



「1/12テーブル筐体」プラスチックモデルキットと一緒に組み合わせた状態で起動するとこんな感じです。



1.3インチ LCDディスプレイ HATにについては、ヘルメッツさんの下記リンクでHAT用のRetro Pieのイメージファイルをダウンロードできるようにしているので、そのうちそちらも試してみたいと思います。








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